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はじめに ~瞑想ってなぁに?~
ここ数年、ちょっとした仏教ブームが世の中を賑わせ、「瞑想」という言葉も頻繁に耳にするようになりました。スピリチュアルな流れも合わさって、巷には瞑想を推進する動きがあるのですが、「瞑想」と聞くと、「禅を組んで、精神統一する。」とか「ヨガを行う。」と言った形が浮かんできてしまい、どうもハードルが高く、小難しく感じてしまいます。
確かに、禅を組んで精神統一していくのも、ヨガをするのも、凝り固まった心を解きほぐし、心を静寂の中に置き精神統一させていく為の伝統的な方法である事は間違いありません。
しかし、いざやろうと思ってやってみても、なかなか毎日続けられなかったり、精神統一しようと思って禅を組んでみても、イライラする気持ちの方が勝ってしまって、結局、精神統一が遥か先のゴールに見えてしまったりする事もあるのではないでしょうか。
何かと小難しく捉えられがちの瞑想ですが、瞑想の目的を理解すれば、それは形にこだわる必要がない事が見えてきます。
瞑想の目的に着眼してみると、「精神統一する事。」、「雑念を取り払い、心と向き合う事。」、「心のざわめきを取り払い、心静かな状態を作ること。」、「心を一つにする事。」など、外に向いていた心を内に向けて、そこの時間と一つとなる事が大きな目的としている事が挙げられています。
そのやり易い方法として、伝統的な禅やヨガが主に手法として挙げられているだけの事で、日常的にその状態に自分が入る事が出来るのなら、その方法にこだわらなくてもいいのではないでしょうか。
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