アルケミストのお見舞い

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ヴィンセントは苦悩してきた。 まあ、寝ている時間以外はかなり苦悩に費やしてきた男である。 恥の多い人生を送ってきました。 何よりの恥は育ての親である師匠です。 「一応、これで完成なんだけど、な」 薬瓶をコトリと置いて、ヴィンは欠伸をした。 「とりあえず明日考えるか」 お気に入りの入浴剤(セルフ調合)を持って、半身浴に向かった。 女子か? まさかの両性類オチ? いやいやそんな。
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