前回までのあらすじ

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白狐伝説が残る墨田区の三囲神社。 その三囲神社の巫女、三井ゆき乃は白狐の娘である。 浅草神社の光源氏こと藤原光流(フジワラ ヒカル)に正体を見破られ、ゆき乃は光流の式神となった。 そして、光流の副業である妖怪退治を手伝わされる事になる。 下町はスカイツリー建設により磁場が崩壊し、魑魅魍魎(ちみもうりょう)が騒ぎ始めていた。 最初に現れたのは、花川戸公園の姥が池に伝説がある浅茅ヶ原の鬼婆。 次に現れたのは、吉原遊郭の遊女たちの怨念の化身である金魚の化け物。 ここで妖怪を操る黒幕、中将の存在が明らかになる。 その後、三社祭の真っ最中に現れたのは、人間と文明に住処を追われた合羽橋の河童だった。 それらは光流、ゆき乃、金狐のお美津狐、荼枳尼天の豊川、ゆき乃の母であり白狐の葛の葉、5人の力で退治、封印することが出来た。 そして、中将により旧猿若町の歌舞伎町で活躍した役者の魂が呼び起こされた。 立役も女形も演じる「兼ねる役者」芳澤菊之丞である。 菊之丞の刀の切っ先から光流を救ったのは、ゆき乃の異父兄である安倍晴明だった。 菊之丞の魂を転生へと導けたが、皆、それぞれ問題を抱える。 それぞれの運命が大きく動き始める。
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