セメタリー

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2番隊とはいえルーは下っ端、そしてギルド加入者なのだ、他の2番隊も似たようなもの、場を取り仕切れそうなのはレガくらいしか居ない 「よぉレガさん、纏めてくれよ、バカに付き合ってたらゾンビも帰るって」 「お、クーヤン来てたんか?煌天のカジノじゃなかったのかよ」 「抜けてきた、こっちの方が稼げそうだしさ……てかもう始めていいんじゃねぇの?結構集まったみてぇだしさ……俺、ルー、アナミーとバロウにガミさんで間に合いそうだけど」 「もしもしぃ!!アタシの名前呼んでねぇけどぉ!!忘れちゃったのかなぁ!!握手しようぜクー!!ヒビ入った右手粉々にしてやんよコラァ!!」 「星!!バファリンじゃダメだ!!狂犬病の注射しろ!!打てホラ!!」 「さすがに扱ってないよアナミー」 確かにそろそろ頃合いだろう、朝までの長期戦だが誰もが性格的に短期決戦タイプ ならば噂を聞きつけ後から来るだろうギルド加入者はまた何人か集まるまで待って貰えば良い 前半と後半組に分けるには良い人数かもしれない 「だな……ルー、いいか?」 「あ、すんません……手間かけて、お願いします」 一応は2番隊の仕事、取り敢えず2番隊の許可を取るとレガは気にして無いと微笑み、パンパンと手を叩く 「んじゃそろそろ稼ぎ時だ!!だがちょい話聞いてくれ!!耳タコかもしれんがそうじゃねぇ奴もいる!!悪いが念の為だ!!……ギル」 「あー……ゾンビについてな、今更だが……映画とは違ぇよ、噛まれてゾンビになるなんて事は無い、ゾンビウィルスなんてモンは無いがかなりの黴菌がある……平たく言えば病気になる……下手したら死ぬし掠り傷で腕を切断しなきゃならねぇ事もある……傷を負ったら即離脱し消毒、星、頼めるか?」 「マキロン3000ギド」 星空に大ブーイングが湧くが相場は相場、シチュエーション次第で変わるのだ、腕を落とすか3000払うかなら破格の筈である 因みに星空の店ではゾンビに対する予防接種もやっているし抗生物質もちょうど車に積んでいる
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