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霊園自体はカナタの?或いはメノのお陰で跡形もないが、ディックが依頼を請けた時点では存在したため彼は滞りなく依頼完了、半ゴースト化は解除
そしてトラベルバッグはパクンと開き、半裸に海賊帽、左手には織りかけの封筒と右手にミルクが入ったグラスを持つキョトンとしたガーベラが現れた
このゾンビと砂埃、そして暴走シュバルツトートの真っ只中に、同情を禁じ得ない
「何やってんだ!!こっち来いバカ!!それシュバルツトートだぞディック!!ガーベラ!!」
「どぉおおおおおお!!星かよ!!ルー君人選考えろよ少し!!」
「俺じゃねぇよ!!誰だよ星連れてきたバカ!!責任とれ!!ヤベッ!!風上に逃げ……コラァあ!!リリー!!極!!えーと!!ガキ!!それ火事違う!!毒や!!」
火事と勘違いした2バカとあまりシュバルツトートを理解してないみんなに忘れられてた、なぜかりゅんをおんぶしてる雀が星のボロクーパーに近寄るも、ルーに怒鳴られ蜘蛛の子を散らすように逃げ出す
星空を連れてきたバロウは既に遠く離れ安全確保、彼は中堅の中でも生き残る術に関しては抜きん出ている
「これは何事ですか!!なんで僕巻き込まれてるの!!ディック君!!早く帰って封筒折らないと!!」
「知るか!!誰か俺に依頼を!!ガーベラお前金あるか!!帰ろう街に!!金出せ!!」
「はわわわわわ!!えーと!!48ギドでなんとかならないかな!!(ニコッ)」
「ならねぇよ!!もう内職止めろバカ!!誰か依頼しろ!!エイゼルお前金出せ!!」
「ハハハハ逃がさねぇよ、お前もゾンビハンターになれ」
「ゾンビ以前の問題だよ!!」
星空のスキルが完全に周囲を多い幾筋もこ毒が夜空から零れ落ち中堅達は右往左往、下手したら死ぬのだ、それも仕方ない
ディックの言う通り仕事の人選はかなり大事な項目である
「こりゃヤバくないか?街より風が弱いからな……撤収も視野に…………ガーベラ?」
さすが穴宮である
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