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貯水槽の上から叫ぶも、やや離れた所にいる穴宮とバロウにはどうやら届かない、彼らもテクテク歩きゾンビの両足が揃った瞬間蹴って転ばせ頭を踏みつけ地道に稼いでいたのだ
「あぁんもぅ~!!ホントに今ので無くなったじゃない!!あーなーみぃーやーくぅ~ん!!弾…………もぉぉおおおお!!」
叫べばゾンビ以外にも邪魔者が集まってくる
面倒だがこちらから穴宮の所に向かおうとガミは貯水槽からライフルを持って飛び降りた、結構な高さである
人妻の女の子走り、馬の悪魔のクセに大して速さがなく、ゾンビが進路に立ちふさがるも
クルリとライフルを回し銃身を掴み、軽やかにワンステップ、そしてフルスイングでゾンビの頭をぶっ壊す
「あーなーみぃーやーくぅ~ん!!弾切れ!!弾貸して(ニコ」
「あざとい」
「うるさいわよバロウ(ニコ」
「んあー、持ってきてないなぁ、悪いなガミさん…………待ってな、リリー!!お前って熱中症対策に塩持たせられてたよな!!貸してくれー!!」
「自転車のカゴにあるよぉ!!」
リリーとゴッくん、そしてカナタは外で遊ぶ時には塩を持って行けとメノから言われているのだ
「塩~?……あ!!さすが穴宮君!!そうよねぇ!!塩水でもイケるわよね私!!ありがと!!」
厳密に海水じゃなければならない、ワケではないらしい
水は貯水槽にたくさんあるのだ、それとリリーの塩で魔力が通る水を作るようだが
水を入れる物が無ければダメだろう、貯水槽に少量の塩を投入した所で大した意味を成さない
「あ、コレでいーや」
ガミはカボチャの欠片を手に入れ、女の子走りで再び貯水槽に戻って行った
のだが
立てば巨乳座れば魔乳、歩く姿はホルスタインと云われるガミがブルンブルンと走れば当然持たざる者の怒りを買う
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