セメタリー

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「おあああ……ヒィッ!!来んじゃねぇ腐れ共!!誰か!!助けてぇえええ!!ゾンビがオイラを襲うよー!!(かなり最初の方のジョジョから一部抜粋」 しかし誰も運送屋のディックに構っている暇はない 普段の彼なら銃を所持しているのだが、今日は作者の戯れで持たせるのを止めたのだ 「ふっざけんなwwwこんな臭ぇトコに無許可で放りこんどいてそれか!!せめて挨拶くらいあってもいいだろ!!なんでいきなりメタってんだ!!」 文句の一つくらいは懐の深い作者、寛容に受けとめるつもりである……が 彼は幼少の頃、母親からメタ発言なんかしたらケロリがお前を拐いにくるよ!!と脅され意味も無く恐怖を感じるようになっていたのだった 「えぇ!!かーちゃん何言ってたの!!なにそのナマハゲ感覚!!とーちゃん止めろや!!子供の傷になってるって!!マジで銃ねぇし!!」 これが作者の力だよディック君、以後発言には気を付けるように、それと君のスキルに能力を足しておいた、それは トランスポーター第2の能力 自分をトラベルバックに入れ他人に持たせる事が可能、しかし移動距離に応じ金を失う 「マジか!!ト、トランスポーター!!俺を運べぇぇぇぇえええ!!」 ディックの足下から巨大な、シールだらけのトラベルバックが音もなく現れて、獲物を真下から喰らう鰐のようにバクンとディックを飲み込んだ 「約4000ギドあるぞ……結構な距離いけんじゃねぇか?……と、とにかく安全らしい、ゾンビが全然興味持ってねぇみたいだし……イケる!!」 バックの中とは言え中は特殊な空間なのか、ディックは普通に立ち、グッと拳を握った 「待てオルァ!!テメェもバンビの様に星にしてやろうかぁ!!あぁ!!」 「キャー!!見てリリー!!バンビ星よ!!」 「ホントだねゴッくん!!綺麗だn(スパァン!!」 追いかけっこをする3人の誰かに蹴られトラベルバックは荒野を4メートルほど進み、所持金不足のディックは外に放り出された 「えぇぇぇぇ!!ボリ過ぎだろ俺!!1メートル1000ギドって!!……えぇぇぇぇ!!マジか!!使えねぇ!!」 バックの中に隠れるだけならタダなのだ、ある意味優秀なスキルなのだが、彼はその事に気が付かず、再びゾンビから走って逃げ出した
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