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「ハァッ!!ハァッ!!ハァッ!!逃がさねぇぞバカ共…………洒落が通じない人間の怖さ体に叩き込んでやる……」
「「ひぃいいいいいいッ!!」」
ペチャンと座り込み抱き合い恐怖におののくバカのツートップ、周りを包囲するゾンビと覇王色の覇気を放つ幸継
完全なる詰みである
リリーとゴッくんがギルドランクが結構高いとは言え彼らは戦闘に特化しているワケでは無い、一方幸継はスキルはクソだが地力がある
ゴッくんの脳裏にキックで首チョンパの図が浮かび上がり、悲鳴を挙げながらギューとリリーに抱き付く
だが、なぜかリリーは黙り、明らかにビビりながらも何かをしようとしていた
「ゴッくん……さっき部品届ける時……森でウンコしにいっただろ、ゴッくんは先に行ったけど……」
「ケツ拭いたんか!!ティッシュ持ってたのか!!」
「拭いてないけど平気だよ」
「ど、どう平気なんだ!!今はそれどころじゃ……」
「ウンコして拭かずにパンツあげたらね……人が居たんだよゴッくん……そして僕に言うんだ……君は拭かなくて平気なのかいってね……言ってやったさ……テメェのケツは他人に拭かせるのさと……そしたら……」
━━━━━━━モワワワワーン(回想シーン)
「素晴らしいね、実に合理的な見解だ、お見事」
「ふぅ……葉っぱかけとこ……人のウンコシーンを観賞なんてあまりいい趣味とは言えないね……君は誰だい?僕は部品を届けるのに忙しいんだ」
「俺が誰かなんてどうでもいい、俺自身にもな……混沌をね、吹き込むんだよ……君達にもね……ここに大きな葛籠と小さな葛籠がある……どちr」
「おっきいの!!」
「聞けよ……まぁいい……今から1ヶ月、中の悪魔がお前に力を貸す、お前は悪魔持ちになる……小さいのは帰すか、もう出て良いぞ八重、帰りなさい」
「は、はい……えと……のっぺらぼぅ……嫌いでしたか?……」
「しょせんは小妖、選ばれなくてもしかたがないな……では、こちらの大きな葛籠を(パカッ」
「ヘケッ」
「幸運だなお前……神に属する悪魔ヘケトだ、お前のデビルマティックとなる」
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