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鉛弾よりも威力が劣るという事は無い、次々にゾンビの頭を吹き飛ばすガミさん、夢中になりすぎて隣で叫ぶカボチャの声など耳に入らない
蒼鷺はカボチャに戻ったはいいが所詮はカボチャ、体が無くては移動出来ないのだ
「ガミさんガミさん!!体の所に連れてって!!H見つけた!!待ってろよこのショタ野郎!!」
ガミさんは煩わしいので静かに足を伸ばしカボチャを貯水槽から落としてやった
「え……おわ……わあああああ!!マクガイバー!!拾って!!キャッチミー!!」
「ん?……オーライ(パシッ」
丁度真下で弓による遠距離攻撃を行っていたマクガイバー、落下してきたカボチャをナイスキャッチ、物腰も柔らかい男である
「ふー……助かった……ついでに体の所まで運んでくれ!!ショタ野郎のキンタぶっ壊してから正義の鉄槌をゾンビどもにお見舞いしてやるぜ!!カーボカボカボ!!」
うるさいカボチャである、マクガイバーで無くてもイラッするだろう
しかし彼はカボチャを抱えて体にしている今は倒れた人形を探した
「ん?……あったぞ蒼鷺」
「カボチャんマンだっつってんだろうが!!」
このマクガイバー、実は変わり種で幼少の頃をエルフの隠れ里で過ごしてきた過去を持つ、まず人間が立ち入る事も発見する事もないだろう
雀の仲良しである物静かなエルフも同じ里の出身、マクガイバーは彼の弟に育てられたらしい
そして
マクガイバーは物腰は柔らかいが少々危ないのだ
自身のスキル能力は相手に鎮静の効果を付与し眠らせる事もできるが、発動条件は相手がパニック状態である事とのハードルがある
対象を眠らそうにもパニック状態でなければスキルが使えないのだ
そこでマクガイバー、パニック状態じゃないならパニック状態にしたらいいとにこやかに相手に接近、ジッポーオイルをチューっとかけると点火
相手から平常心を奪いスキルを使う外道な一面を持つ男なのだ、当然
「あれ?マクガイバー?」
「…………拾った物は俺がどうしようと勝手だ」
ギュムギュム粘土をカボチャに詰めると体から1メートルの距離にカボチャを置いて離れるマクガイバー
「ちょっとマクガイバー!!マクー!!なんの意地悪だ!!粘土くせぇwww体が近くてもどかしいいいいいい!!戻ってぇぇぇえ!!」
次の瞬間、蒼鷺の声に反応し集まってきたゾンビ諸ともカボチャが爆発した
「やはりC4爆弾は便利だな」
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