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部室の扉を開くと…明らかに素早く離れる二つのシルエット…。 そのまま気がつかないフリして入室するほど僕は神経が太く出来てないので、とりあえず扉を閉めた。 小さいタメ息が勝手に溢れた。 あのシルエットの一人は、間違いなく僕の彼女の朱里(アカリ)さんだ。 もう一人は誰だろう…先輩かな? あれってキスしてたよな… はぁ… 今度は大きなタメ息が吐き出された。
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