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これはいわゆるプロローグ的なものだ
「はい!そこ敵っ!」
ディスプレイに映る戦場を見て星は叫んだ。
「うわ!死んじゃいましたよ~」
半分涙目で星を申し訳なさそうに見る華子。
「ホッント!弱いわね~。こういうゲームはね状況を把握する能力と瞬時に出てくる敵に反応して倒していく力が必要なの!わかる?」
もう泣く寸前の華子にそうたたみかける星。
「そんなこと言われても~。」
華子が鼻声で答える。
そんな会話をしているこの場所は県立足橋高校の文化部部活棟の二階の階段から左に二個目にある正式名称"美術部"である。
なぜ俺が美術部に入り
そしてなぜ女子とゲームをしているのか。
俺自身もよくわからないができるだけ説明しよう。
これが俺の必然なのか偶然なのかわからない。
ここまでの経緯である…。
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