3832人が本棚に入れています
本棚に追加
/115ページ
「…………えで………き………楓……」
ん?
「楓おきろっ!」
うわっ、寝ちゃった!
ガバッと身体を起こす。
「楓、もう放課後」
「み、碧、ありがとう」
寒川碧、僕の少ない友人の一人。
天使みたいに可愛くて、親衛隊もいる。
「あ、そーだ。八代センセーが、放課後に国語科準備室に来い、だって」
がーんっ
「じゃ、僕は帰るね」
ばいばーい、と去って行く碧。
なんて事だっ
最初のコメントを投稿しよう!