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やめよう、そう決めた。
離れられる?
そんなの嫌。
それでも、どうしても。
これから透と過ごす時間が、今までと違うのは明白で、一緒に過ごす時間が増えれば増えただけ、私の負の感情は大きく深く暗くなるだろう。
自分で自分を嫌いになる前に、透に少しでもましな私を見せられる内に、終わらせよう。
嫉妬で狂って何をするか分からなくなる前に、透に、綺麗な思い出として記憶して貰えるうちに。
だから、今日のクリスマスが最後。
笑ってすごそうね。
泣いちゃ駄目なの。
カーテンを開けた黒い窓に私の顔が映ってる。
口角を手で引っ張り上げる。
笑顔。
そう、言い聞かせて。
今のうちに刻んでおこう。
透との思い出。
いつも過ごしていた、透の部屋。
もう、ここに来る事はなくなるから
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