0人が本棚に入れています
本棚に追加
今日も晴れ。気持ちがいいなぁ~
何処かへ行きたいなぁ♪
たった、それだけでテンションがあがってしまう。
私って、単純。
そう、きっと、この単純さが、人生山あり谷あり、とっても疲れるんだろうな。
今は、平凡で幸せな家庭がある。
子供が居て、旦那がいる。たったそれだけなんだけど、幸せにみえるんだろうな。
けど、時々心のどこかで、過去を後悔してみたり、あのとき…
なんて、みみっちいことを考えたりもする。
おかしいのかなぁ…って自問自答して、眠れないこともある。
私15才。初めての彼。
出合いは、友達の紹介。お互いに一目惚れだった。本当に好きだった。
顔立ちは、目鼻立ちが整っていて、私には勿体ない位。後々ホストになった。そんなかんじ。
初めてのデート。
啓文からの誘いだった。
お互いに高校生だったので、なかなか会えない事は、覚悟していた、それも、いきなりの遠距離。
遠距離ってどんなものなのかを、知らなかった。未知の世界に踏み込んだんだ。
私の名前は美桜。都内在住。
彼、啓文。舘山在住。
初めてのデートは啓文が来てくれた。
なんだかわからないけど、東京駅って。
約束の時間、私は、制服姿でドキドキしながら待っていた。
啓文は、5分くらい遅刻してきた。
出会ってから、1週間後の、初デート。凄く緊張してたことを覚えてる。そして、忘れられないデートだった。
「ひさしぶり」啓文は、顔を赤らめながらいってくれた。
「うん」私は、来てくれた嬉しさと緊張で、素っ気ない返事になった。
季節は、クリスマス前。
寒さなんて感じなかった、若かったね。私は、啓文と一生涯居られると思っていたのに…
何処で歯車が狂ったんだろう。
最初のコメントを投稿しよう!