第1話

5/23
前へ
/23ページ
次へ
「へっへっへっ……」 キクチは、3時間目の後の休み時間に席を立ち、賄賂の5円チョコまで用意して、職員室に行く傍ら、笑っていた……。 「これもんだな……っ♥」 くっくっくっ。とも笑えてくる。 まさか、こんな形で自分の栄転が来ようとは……。 「見てろよ……小学生共っ……!」 カッコいい自分につい笑みが零れる。 「大成ならずとも、ならんや」 こうも言えてくる。 ホント良い事づくめ。そう思え、笑みが零れる。 そして、職員室の扉の前に着きキクチは決め台詞のように、笑んだ。 「へっ…!」
/23ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加