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?「あー・・・。」
学園都市ヘヴン中枢に在るとある施設内。
普通なら香るはず無い匂いが漂う。
それは・・・鉄錆の様な臭い。
?「いやぁ・・・人間脆いわぁ」
呟きながら施設奥より現れたのは。
---------まだ幼さの残る顔立ちの少女。
?「うー・・・もしかしてワイズマンもこんなに脆いのかなぁ?」
ブツブツと呟きながら歩き出す。
その額には銀色の角。
彼女の正体は“皇帝”ナァナ。
アンノウンと呼ばれる存在の一体にして、『二十二札(タロット)』と呼ばれる集団(クラスタ)の構成員である。
ナァナ「う~ん・・・ま、いっか。とりあえず第一学園って所に殴り込みだねっ☆」
ニヤリと笑い呟くと、ナァナは虚空に溶け入る様に姿を消した。
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