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そんな感じでこの日はフォトスポットでたくさん写真を撮った。というよりたくさん撮ってもらった。
アトラクションは混みすぎていて1時間以上待って乗っては休み、パレードやショーを見ては休みという感じでだんだんと夜が近づいてきた。
「疲れた?」
ヒカルが聞いた。
「うん。ちょっとね。待ち疲れた。」
私は答えた。
「もうすぐ記念日も終わっちゃうな。」
ヒカルが言った。
「あっという間だな、楽しい時間は。さっき着いたと思ったらもう夜だもん。」
独り言みたいに言った。
私とは微妙に違うテンション。
「また来たいな。ミズキと。絶対。」
ヒカルが言った。
「ねえ。」
私は言った。
「私……今日は楽しかったけど……」
ヒカルは黙っている。
「なんて言ったらいいかわかんないけど、私わからないよ。一応付き合ってる人いるし。」
「わかってる。」
「だからこんな風にまた会えるかどうかわからないし会いたくなくなるかもしれないし。」
ちょっと傲慢で残酷な言い方だったけれどはじめにはっきり言っておきたかった。
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