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「うん。わかった。」
ヒカルは言った。
「でも結局そこから先は俺の問題なんだよ。」
「え?」
私はヒカルの言う事がわかるようなわからないような感じだった。
「彼氏がいるっていう今の状況もミズキの気持ちもはじめからわかってるんだから。」
ヒカルは続けた。
「それでも俺が納得してやってるんだから気にする必要ないよ。」
ヒカルは言った。
「どうしても迷惑とか負担とかなら仕方ないけど。」
「別に迷惑とかじゃないけど……」
なんだかヒカルに悪い気がしてきた。
「ごめんね。最初に言っといた方がいいかなと思っただけだから。」
私は言った。
「さ、次はどうする?」
トレイを片付けて立ち上がった。
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