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「さてと。俺達は久しぶりに銀座でデートしよっか。」
ヒカルが言った。
「うん!」
私はヒカルの腕を取って歩きはじめた。
「ヒカル?」
「何?」
「大好き!」
私は両手でヒカルの腕を抱きしめた。
「なんだよ、急に。」
ヒカルは照れくさそうに笑った。私も笑った。太陽がヒカルの髪に当たっていた。
「ヒカル?」
「ん?」
「何でもない。」
「なんだよ?」
「ううん、幸せだなって。」
「バカ。」
ヒカルは照れ笑いしながら私をギュッと抱き寄せた。
これで良かったんだ。きっと……
ヒカルと二人ずっとこうして並んで歩いて行こうと思った。
愛する幸せを感じていたいから。
…END…
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