ヒロアキ

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適当に酔ってきたところで引き上げることにした。 店を出たところで21時少し前。 「まだ早いよね?もう一軒、行かない?」 気乗りしない相手の時はこのまま帰る。 でもヒロアキは私好みのビジュアルなのでついていく事にした。 ヒロアキはさっきよりずっと打ち解けた様子で私の腕を取り囁いた。 「ねぇ、やっぱり酒はもうよくない? もっと楽しいことしようよ。」 私はわかっているけどはぐらかす。 「楽しいこと?お酒飲むより楽しいこと?」 「そう。楽しいこと。」 そして、指を絡めてきた。 「ミサキ、可愛いから。ね、いいでしょ?ホテル行こう。」 「会っていきなりっていうのはちょっと…」 「じゃあ明日も会ってくれる?」 「うーん……」 翌日、結局私はヒロアキに会いに行く事になった。
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