Singapore,1999 #2

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「ただいま。」 「おかえり。」 私は玄関で出迎えた。 「一人で大丈夫だった?」 中沢が聞いた。 「大丈夫だよ。帰りは荷物が多かったからタクシーで戻ったけど。」 私は答えた。 「掃除してくれたんだ。ありがとう。」 中沢は部屋を見渡して言った。 「シャワー浴びる?それともご飯?」 私は聞いた。 「おお、うまそうじゃん!」 中沢はテーブルを見て言った。 「食器があまりないから困ったけど…」 私は言った。 「だろ?シャワーはあとでいいよ。時間もったいないし、食べよう。ちょっと待って。着替えてくるから。」 中沢が着替えにいったので、私は食事を温めにたった。
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