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夕方、私は智ちゃんの家にいた。
「突然、来てごめんね」
智ちゃんの家は、渋谷からそう遠くない
東横線沿いのおしゃれな街。
6畳1間のアパートに一人暮らしをしてる。
「まこっちゃんが、こっちに来るなんてめずらしいねー。
全然いいよ。今日は、エステでも行こうかなって思ってただけだから。」
「ありがと」
「で?何かあったわけ?」
キラリと智ちゃんの目が光る。
私の様子は、見るからにおかしいのかな。
智ちゃんの意見を聞きたいわけじゃないのに、
ここまできて話さないって選択肢はない。
「正志さんと別れた……かも……」
「へぇ……。ま、いいんじゃない?」
即答。
智ちゃんも、軽いんだった……。
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