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結局、時間を潰すように話題の映画を観に行った後、
高杉の行きつけだというラーメン屋でご飯を食べてから帰宅した。
隣で歩いている間、繋いだ手を少しも離してくれなくて、
こんなに長い間、人と手を繋いでたのは初めてかもしれない。
温かい手。
私たちはちゃんと繋がってるんだって思わせてくれる手。
一緒にいて、
たくさん話せて、
たくさん知れて、
たくさん触れ合えて
すごく幸せだった。
高杉となら自然体で横にいれる。
家についた時は、夜10時を回ってて
程よい疲労感と満たされた気持ちですっかり忘れてた。
正志さんのこと。
今日こそちゃんと別れ話をしようって決めていたんだ。
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