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家に帰るなりリビングのソファーにドカっと腰をかけてくつろぐ高杉。
「きて」
と両手を開いて私に向けてくる。
やっと二人きりになれた。
人目を気にせず高杉の腕に飛び込みたい気持ちはあるけど
「うーん。やめとく」
朝の二の舞になりそうだから。
だけど、私はソファーの隣に座って
高杉のゴツゴツした硬い指に、私の指を絡める。
「これから、電話するから。
今日は、お風呂に入ったらもう自分の部屋に戻るね」
「残念。今日も一緒に寝ようと思ったのに」
絡まってる私の指を強く握る。
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