初デート #2

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「電話終わったら来てもいいから。 いい報告待ってる」 電話って言っただけで、それが正志さんとだってわかってるんだよね。 ちゃんと私を信じてくれてるんだよね。 ちょっとだけ気持ちが軽くなって高杉の肩に寄りかかる。 「うん。ちゃんと終わったらね」 素直に頷くと優しいキスがそっと唇に落とされた。 「じゃ、俺は詞でも書いとくかな……。 ジョーから曲もらったことだし」 先に立ち上がったのは、高杉だった。 「おやすみ」 立ったまま私のおでこにキスをすると、 拍子抜けするほど、あっさり自分の部屋に入ってった。 お預けを出しているのは私の方なのに、物足りなく感じてしまう。 もっと強く抱きしめて欲しい。 ずっとくっついていたかった。 我慢できなくなっているのは私の方かもしれない。
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