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そっとカーテンを開けて外を見てみる。 街頭の薄明かり。 さっき女の子達が立っていたところは、もう誰もいないけど。 事務所としては、 デビューしたばかりで人気の出てきた高杉たちを危険な目に合わせたくないのは当然だ。 高杉が帰ってきたら、 正志さんとのことをどう伝えよう、 今の気持ちをどう伝えようかと悩んでた。 でも帰ってこれないのも、 会えないのも、すごく残念で、 心がモヤモヤする。 今悩んでたことを 正直に高杉につぶけるには、 メールじゃ無理だ。 『私、もう眠いから寝るよ。 明日はお昼のバスで帰省するから、 また帰ってきたらゆっくりね(ハート)』 一応ハートマークはつけてみたけど、 私って、本当、素直じゃないな。 全然眠くなんてないのに。
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