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「あんたこそどーなのよ？
さくらちゃんだっけ？
まだ付き合ってんの？」
晶は私と違って大人びていて、
背はそう高くはないけど、低くもない。
整った顔立ちをしているって身内の贔屓目じゃなくても思うし、
結構モテるらしい。
弟が家に初めて彼女を連れてきたのは、
私がまだ受験生の頃で、
恋愛経験ゼロだった私は、超ムカついたんだった。
「あぁ、もちろん。
おとといも、昨日も一緒だったし」
そっか昨日はクリスマス。
恋人同士なら、一緒に過ごして当然だ。
「生意気ー。いいね高校生は、いつも一緒に居れて」
思わず本音が出てしまう。
「そーでもないけどな。来年は受験生だし、悩みも多いよ」
「生意気」
もう一度つぶやいた。
なんで、弟とこんな話ししてんだろう。
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