クラス会

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このままずっと抱き合っていたいけど、 カラオケBOXの待合室の椅子では、 そんなに甘いこともできない。 すっと高杉が立ち上がった。 「行くか」 私に手を伸ばす。 「どこに……?」 差し出された手を握りながら、聞く。 「二人きりになれる所」 私の肩を抱きながら耳元で囁くから、 顔から火が出そうなくらいボンと熱くなった。
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