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そんな風に夜な夜な正美の家をたまり場のようにして過ごすようになって一ヶ月ほどが過ぎた。
私と池田のシフト休日が重なったその日
、二人で買い物に行く約束をした。
正美の子供のシンの誕生日が近いので誕生会をしようということになりプレゼントなどを買おうという話になったのだ。
もちろん正美には内緒でということだ。シンが何を欲しがっているのかは池田がさりげなく聞き出すということにしてあった。
驚いたことにこれを言い出したのは池田だった。気遣いしようと思えば出来るじゃないと意外に思ったものだ。
シンだけではアヤもすねるだろうということでアヤにも何かちょっとしたものを選ぼうと決めた。
それから日頃の感謝の気持ちとして正美にも何か選ぼうと私が提案した。その買物をこの日にしようと決めたのだ。
1時に駅で待ち合わせることにした。とりあえず最寄り駅でなんとか用が足りそうな気がした。
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