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「毎日こうやって正美んとことか外食とかで大丈夫なの?彼氏?」
先に食べ終わった池田が聞いてきた。
「大丈夫も何もいないんだもん。彼も帰って食べないし。」
私はいつものように言った。
「それでよく平気だね。二人とも。」
「平気じゃないよ。」
「じゃあなんで一緒に食べようとか言わないの?一緒に住んでるんでしょ?」
「無理なんだよ、帰りが遅すぎて。」
「なんかそういうの寂しいね。すれ違いっていうか。」
「もうすれ違いってレベル超えてるよ。」
「俺なら別れるかな。」
「その方がいいのかもしれないけどね、お互いに。」
「前の彼女とはなんで別れたの?」
私は聞いてみた。
「わかんない。何となく合わないなと思って連絡しなくなって向こうも連絡よこさなくて自然消滅って感じ。」
「ふぅん。」
やっと私も食べ終わったので帰ることにした。二人とも自転車だったので途中まで一緒に帰ってきて別れた。
「明日も私は休みだからあさってね。」
「うん。じゃあね。」
池田は手を振って去っていった。
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