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9.どうせ一人だし… #2
「今度うち来てご飯食べたら?池田は来たことあるよね。」
正美が言った。
「そうなんだ。でも悪いよ。」
私は言った。
「いいじゃん。私たちだってみんなが来て食べる方が楽しいよ。ね、アヤ。」
正美が言った。
「え!イケダうち来るの?今?今日?」
アヤが歓声をあげた。
「イケダじゃなくて池田くんだよ、アヤ。」
「じゃあ今日泊まっていけばいいじゃん!」
シンも池田に言う。
「外泊届出してないから今日はダメだよ。また今度ね。」
「一緒にDSやろうと思ったのに。今度絶対来てよ!」
「うん。今度ね。」
「いつ?」
「うーん、ちょっとすぐにはわかんないけど行くよ。」
池田はシンに約束した。
「泊まったことあるの?」
私は正美に聞いた。
「うん。前にね。酔って寝ちゃったんだよ。」
正美が答えた。
「ふぅん。」
私は言った。ちょっと考えにくくはあったが二人の関係は私が思っていたようなプラトニックなものではないのかもしれないとその時ふと思った。
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