18.ボディーガード

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私たち三人の位置関係に微妙なずれが生じていた。このことが人の噂より私を困惑させていた。 「そろそろ行かなきゃ。」 私は時計を見て立ち上がった。一緒に出てきた池田も席を立った。 「もう終わりか。」 正美が言った。 「ごめん、先行くね。」 私は声をかけた。 「そうだ。忘れてた。これを言わなきゃと思って二人をさがしてたんだ。今日なんだけどシンのママ友と会うことになって。だから今日はダメになっちゃったんだ、ゴメン。」 正美が言った。 「うん、わかった。こっちこそいつもお邪魔してゴメンね。今度はうちにも来て。」 私は言った。 「うん。ありがと。じゃあね。」 「またね。」 私は池田と食堂を出て階段をおりた。 「正美がだめなら今日二人で飲みに行こう。」 池田が当たり前みたいに言った。 「うん。いいよ。」 私も当然みたいに答えた。
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