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「こんな風に二人で飲んでると罪悪感が。」
私は言った。
「サトルさんに悪いって?」
池田は悟に対してライバル意識でもあるような挑戦的な言い方をした。
「違う。悟じゃない。悟に対してじゃないよ。」
「じゃあ何?俺?」
池田が真顔で言ったので私は吹き出した。
「なんで池田くんに対して罪悪感なのよ!」
「だって彼氏じゃなかったら俺かと思うじゃん。」
ほかに何があるというのだ、当たり前じゃないかというように池田が言った。
「違う。正美だよ。」
「なんだ。正美のことか。」
拍子抜けしたように池田が言う。
「なんで?なんで正美に罪悪感?」
「池田くんて本当に鈍感なのかずるいのか。」
私は言った。
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