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その夜、リュウは初めて私を抱いた。リュウは熱情を爆発させながらも終始私を気遣う優しさがあった。
リュウの背中に腕をまわし深く深くリュウを受け入れながら感謝と賛美の涙が溢れるのを感じた。
祈り。
たとえそれがはかなくもろいものだとしてもこうして愛し合えることへの感謝と賛美の祈り。
はかないものだからこそ美しくすばらしく、だからそっと大切にしなければいけないのを私は知っている。
そんなことを知らないうちではなく愛の痛みや苦しみを知ってからリュウに出会えたことを感謝した。
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