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そろそろ着替えを持ってホテルにチェックインしなければならない。バッグに必要なものを詰め込んで部屋をあとにした。
歩きながら駅までの時間を計ろうと時計をみた。普通の速度で歩きながら周りを見渡した。このあたりは静かな住宅地だ。
駅前はそれなりに一通り揃っていて不自由を感じることはなさそうだった。
ビジネスホテルにチェックインした。部屋に入るとすぐにリュウにメールしてホテルの場所と名前とルームナンバーを教えた。
リュウはもう少しで定時を終えるはずだ。すごくリュウに会いたかった。一人ベッドに腰掛け何もない部屋を見渡した。
「リュウ。」
声に出して呼んでみた。リュウに会いたくて、触れたくて触れてほしくてたまらなかった。
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