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「リュウ、起きて。」
6時に今度は本物のアラームで起きた。今日も晴天。私はカーテンを開けながらすでに強い日差しに目を細めた。今日も暑くなりそうだ。
こんな暑さはリュウのような仕事にはさぞきついだろう。
「6時だよ。間に合う?」
私はリュウに声をかけた。
「おはよう。」
リュウは布団の上で大きく伸びをしながら言った。そして跳ねるように飛び起きてもう一度腕を思い切り伸ばして伸びをした。
「おはよう。」
私はリュウの顔を見て改めて言った。
「おはよう。」
リュウも目を細めてニッコリ笑った。私の大好きなチャーミングな笑顔だ。
「俺の眼鏡知らない?」
「眼鏡ならそこ。したまま寝ちゃったからそこに置いたの。」
私は和室の収納ケースの上を指差した。
「そっか。ありがとう。」
リュウは眼鏡を取ってきてから洗顔をしにいった。
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