3人が本棚に入れています
本棚に追加
「お先にねー」
数人のパートの人達は逃げるように去っていった。
「本気なの?」
正美は震えている自身の手を見ていた。
「うん。」
私もそんな正美を見ながら答えた。
「どうしてよ!
どうしたらこんなひどい仕打ちが出来るの?
友達だと思ってた。
シンだってアヤだって、池田のこともミオのことも慕ってたのに。今、あの子達がなんて言ってると思う?」
正美は涙に濡れた目で私を睨んだ。
「『池田とミオちゃんは最近どうして来ないの?つまんないな。』って言われて説明のしようがない私の気持ちがわかる?」
何も言えなくなってしまった。
ただ俯くことしか出来なかった。
最初のコメントを投稿しよう!