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「リュウは自分が考えてるよりずっと魅力的だよ。」
私は言った。
「最初は暗くてぱっとしない男の子だと思ってたけどね。」
笑いながら付け加えた。
リュウが握っていた手をねじり上げた。
「痛たたた…ゴメン、ゴメン。ぱっとしなくないです。」
リュウはやっと力を抜いた。
「本気でねじり上げることないでしょう?」
「ワリイ…つい。」
「ミオ。」
リュウがまたそっと手を握った。
「うん?」
「初めて飲んだ時あったじゃん?」
「うん」
「俺、マジでうれしくて。
ホントのこと言うと、正美からミオが来てくれるって聞いてもう心臓バクバク。
寮帰ってからも全然寝れなくて。」
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