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「ミオ、どういうことなの?
悟さんとはどうなってるの?
きちんと話してちょうだい。」
最初に口を開いたのは母だった。
「お母さんにも電話で話したじゃない。悟とは別れたの。
今は一人で別のところに住んでます。お兄ちゃんから聞いてるでしょう?」
私は母にそう答えた。
「そうなの?悟さん。
悟さんはそれで納得してるの?」
母が悟の方を向いて聞いた。
「納得も何も。
ある日突然、帰って来ないから心配してたら、なんのことはない、実はこの男と一緒に一晩どこかに泊まっていたわけで。そのことで言い争いになったら翌日、何も言わずに出ていってしまってその後しばらく音信不通ですから。」
悟は自分の都合のいいことだけ並べ立てた。
「それは違うだろ!」
リュウは必死で堪えていたがついに反論に出た。
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