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「もう一緒に休憩したりとかってあまりないんだね。来月からっていうとすぐだもんね。」
後片付けも終わってのんびりした時間だった。
「そう。それはちょっとさびしい。」
リュウも言った。
「まあでも一緒に暮らしてるんだし、職場くらいは違ってもね。当たり前だし。」
私が言った。
「そうだけどさ。」
リュウがひざ枕してきた。
「ミオはそんな余裕の発言してさびしくないの?」
「うん。全然さびしくないよ。リュウちゃんはさびしくて泣いちゃうの?えーん、えーん、サミシイよぉって。」
私は面白いのでリュウをからかう。
「さびしいわけないだろ!」
リュウがむきになって私の膝から身を起こしながら言った。
「かわいい。」
私はフッと笑った。
「なんだと?今笑った?俺のことを…」
リュウはますますむきになる。私はその様子が面白くてまた笑った。
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