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「まだ早いけど飲んじゃう？」
この日、リュウは仕事だったが私は休みのだったので、やはり休みだった真奈美と二人で遊ぶ約束をしていた。
ランチには遅い昼過ぎだったがたまには二人でゆっくり飲もうと店に入ったのだった。
「いいでしょ？なかなか。」
「うん。いいね。」
「じゃ、平日昼間、みんなが働いてる時に飲めちゃう幸せにカンパーイ！」
「カンパーイ」
二人ともビールをごくごくと飲んでふぅっと息を吐いた。
「まるでオヤジだね。」
真奈美が笑いながら言った。
「オヤジは昼間は働いてるよ。」
私も笑って言った。
「今夜このあとうち来る？池田くんも呼んでさ。」
真奈美が言った。
「どうだろ？リュウは。
あのさ、ちょっと聞いてくれる？」
私は思い切って相談してみることにした。
「何？
彼となんかあった？」
真奈美が心配そうに聞いてきた。
「それがよくわかんないの。」
私は話しはじめた。
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