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「驚いたよ。ほんとにいいの?」
私はリュウからその話を聞いた時、思わず耳を疑ったものだ。
「仕方ないよ。俺はあんまり行きたくないけど大倉がしつこいんだから。」
リュウは言った。
私はリュウを説得してこの場に来させた、そのことだけでも大倉に一目置くことにした。
リュウは始めのうち、いつものように緊張気味で無愛想にしていたが徐々に打ち解けてきた。
そしてこの日一番予想外だったことは大倉の彼女、高橋真奈美と私がひどく気が合ったことだ。同い年だったことや、近くに住んでいることも助けにはなったがそれを差し引いてもウマが合った。
何の無理もなく次々と話が合った。
お互いの連絡先を交換して二人一緒に記念に自分撮りで写メを取った。
今度は男抜きで二人だけの女子会でいろんな話をしようねと約束して別れた。
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