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次第に私達4人はお互いの家を行き来する仲になっていった。どちらかの家に集まってみんなで食事をしながら飲んだりした。夜は一緒に出かけたりもした。日中はなかなか休みがあわないからだ。真奈美は以前、夜の仕事をしていたが最近になってやめたらしい。
「喧嘩してさ。ハデなやつ。」
真奈美は言った。
「喧嘩はしょっちゅうだけどさ。あのときは出てったきりずっと帰って来ないから。
ケンゴあいつ、ああ見えてわりとヤキモチ妬き。」
真奈美は文句なしの美人でスタイルも抜群だ。普段から露出の高い服を着て自慢の胸と美脚を強調している。髪は色っぽく盛ってメイクにもこだわっている。男なら誰でもふるいつきたくなるようないい女だ。
真奈美のような容姿ならそこまでしなくても、たとえば大倉の仮着のTシャツにジーンズでノーメイクでも十分に男を落とせるだろう。かえってその方がそそられるかもしれない。
「マナが彼女なら大倉くんじゃなくても心配で心配でしょうがないと思うよ。リュウなんかだったら檻に入れられそう。」
私は笑って言った。
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