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リュウは異動先の店舗に通うようになってから慣れない職場で緊張するせいか、帰宅すると疲れた様子で黙り込んでいることが多くなった。
話しかけても上の空で生返事ばかりなんていう時もあった。
帰宅時間も今までより遅くなった。
はじめは慣れないせいだろうとそっとしておいたが、日が経つにつれだんだん心配になってきた。
もともとストレスをためやすく外で発散出来ないタイプだ。
何か職場でうまくいかないとか悩みを抱えているのかもしれないし、そのせいで体調を崩さないとも限らない。
その晩、布団に入るとリュウは私を求めて脱がしていった。
リュウの舌が体中を這いまわる。指と舌で攻められこれ以上されたら痙攣を起こしそうなほどの快感に堪えられなくて私もリュウを愛撫しようとした。
リュウはそれをさせないでそのまま挿入しようとする。
そしてぴたっと静止した。
「だめだ。ミオ。ごめん。ほんとに。」
リュウが立たなかったことは一度もなかった。私もショックだったが、一番ショックを受けているのはリュウ本人に違いない。
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