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どうして私とリュウがこんなふうにならなければならないのか?
布団に入ったものの眠れないままに考えるにつれ、どう考えても理不尽だという思いがしてきた。
責めを負うべきはリュウではない。リュウに罪はないはずだ。血が繋がっているなんて知りようもなかったのだから。
罪は私達の知らない過去に遡る。
私の中である決意が固まってきた。
責めを負うべき人は別にいる。罪は償ってもらおう。
どす黒い怒りがふつふつと沸き上がるのを感じた。
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