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ニャーーン
レア「猫の声!!」
スガ「藜亞、猫好きだよなー。」
レア「だって可愛いんですもん。えーと、確かあっちから…」
猫の声のした路地裏を覗く。
するとそこには
ケンマ「わっ…やめろって…。」
レア「研磨!?」
スガ「音駒のセッター君。」
ケンマ「藜亞。にえっと…菅野、さん?」
スガ「菅原だよ。スガでいいってw」
東京にいるはずの音駒のプリンセッター孤爪研磨が沢山の猫に襲われていた。
レア「研磨モテモテだねーwww」
ケンマ「…何か複雑。僕は猫より好かれたい人、いるのに。」
レア「研磨も好きな人いるんだ?」
ケンマ「うん///」
私は研磨と猫に構うのに夢中で、スガさんが寂しそうな顔をしていたのに気付かなかった。
<スガside>
レア「あはは、くすぐったいよ!!」
猫に顔を舐められて笑う藜亞。
それを見つめる孤爪君。
……モヤモヤする。
これが嫉妬ってヤツか。
あはは、俺カッコ悪…。
後輩や猫にまで妬くなんてさ。
にしても藜亞も藜亞だよな。
孤爪君が藜亞を好きなことぐらい直ぐわかったべ?
まぁ、そんな鈍感なとこも可愛くて好きなんだけどw
ケンマ「藜亞、頭に葉っぱ。」
レア「ふぇ?ありがと研磨。」
ケンマ「っ……いいよ、別に///」
………駄目だ。
なんかわかんないけど、これ以上見てるだけじゃ駄目だ。
グイッ
レア「わ、…スガさん?」
スガ「……大地がそこのコンビニで渡したい物があるって。行くよ。」
レア「え、あ、はい。」
俺はスマホを見ながら藜亞の手を引いて路地裏を離れた。
もちろん大地からメールなんて来てない。
ただ、無言で藜亞を引っ張るのが嫌だっただけ。
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