仲間だから

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<テグリス邸屋根裏> ……ここが、テグリスの屋敷。 帝国の、汚れ。 タツミ「……なぁ、ラバック?ユキナ、どうしたんだ?」 ラバ「…あぁ、ユキナ姫は帝国の汚れに人一倍敏感なんだよ。ちょっと待っててな。」 ラバックが、立って、 僕の後ろに? 何をする気だろ。 気になって、後ろを向く。 ポフッ ユキナ「へ?」 ラバ「ふむ!?//」 タツミ「ラバック!?//」 多分、殺気出しまくりの僕を止めようと、抱き締めたかったんだろう。 でも、僕が後ろ向いたから、ラバは僕の胸に顔を埋める形になってしまった。 ラバ「ぶはっ///ご、ごごごめん姫!!」 ユキナ「…大丈夫。気にしてない。それより殺るよ。」 タツミ「おう。」 ラバ「了解。」 ―――スタン テグ「来たなナイトレイド!!」 タツミ「あれ?待ってた?」 ユキナ「…呼ばれて、飛び出て、じゃじゃじゃじゃーん。」 ラバ「んや、毎晩ここで見張ってたんだろ。なんか嬉しそう。」 ……殺しにきてくれて、嬉しい? キモい。 ユキナ「…キモい、殺ろう。…百花繚乱・ハイドレンジア。」 ラバ「賛成。千変万化・クローステール!!」 タツミ「先手必勝!!」ズバッ A「ぎゃああ!!」 …おぉう。 タツミに先越された。 ラバ「負けてらんないね!!うりゃっ。」ギチッ B「がっ…」ドサッ ………むー… いいや、テグリス狙うし。 花は…超級危険種・食人花ガズナリア。 ユキナ「タツミ、ラバ。頑張ってね。」 ラバ「え…ちょ、その種…!!!」 カァァァッ ユキナ「芽吹け、ガズナリア。」――― <キシャァァァァァッ> テグ「……な!?」 タツミ「あれは超級危険種の肉食花ガズナリア!?」 ラバ「ちょっ、姫!?やりすぎじゃね!?」 ユキナ「………てへっ★←」 いやぁ…手持ちがガズナリアしか無かったから…。 とりあえず、喰っちゃえガズナリア。
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