暇をもて余した…

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―――ここは東京某所にある大きな屋敷。 藏埜財閥という世界有数の財閥の総帥、藏埜結崋の住む屋敷である。 大型体育館、スポーツジム、大型プール、テニスコート、大型ホールなどありとあらゆる施設を完備したこの屋敷は、しばしば部活等の合宿場としても愛用されていた。 そして今は、5校のバレー部が合宿をしている。 只今主将会議中である。 ダイチ「……と、言うわけで今日も烏野が全敗なわけだが。」 スガ「やっぱ悔しいよなー。」 レア「同感です…。」 烏野、 モニワ「まぁまぁ、ウチと当たってたらわからなかったですよ?」 フタクチ「つか何で俺なんスか。」 伊達工、 トオル「黎亞が俺にほっぺチューしてくれるなら負けるよ?」 イワ「ふざけんなシスコン。」 トオル「ひどっ!!」 青葉城西、 クロオ「研磨ー、寝んなー。」 ケンマ「………ぐぅ…。」 ヤク「俺帰っていい?」 音駒、 ボク「今日も絶好調!!ヘイヘーイ!!」 アカアシ「………はぁ…。」 梟谷の5校である。 何でこんな人選なのかって? それはもちろん、 ボク「王様ゲームやろうぜ!!」 というわけである。 ユイカ「王様ゲーム…まぁ、いいですよ。ちなみに命令カードは王様に選んでもらいますが。」 ボク「よっし、じゃあ行くぞー!?」 「「「いっせーの!!」」」 ズボッ このとき、誰もあんなことになるとは思っていなかった。 そう、あんな大乱闘になるとは――――。
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