暗躍青年と

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視界の横を高速で過ぎる住宅街の景色。 髪と髪の間をすり抜ける風。 気持ちいい。 どうも。玉狛支部所属の霞ヶ浦です。 え?今何してるかって? ユウ「あんの…バカが!!」 同じく玉狛支部所属の超自由人で、任務の途中でつまんねとかほざいて逃げた迅悠一をシバきに走ってます。 まぁボクが後始末したから問題なかったけど!? だけど!? イラつくわ!! 1発殴んないと気がすまない!! 多分本部のどっかで油売ってんだろう。 そんなわけで今本部に来ました。 ウィーーン アラシ「あ、結羽ちゃん。」 サトリ「お、よっす。」 ユウ「准さん。」 扉を開けたら嵐山隊の人達に遭遇した。 トキ「多分、というか絶対迅さんでしょ?」 ユウ「流石。わかってますね、充さん。」 キトラ「眼が笑ってないのよ。眼が。」 ユウ「えー、酷いなぁ藍。」 まぁ、否定はしないかな。 今すぐ悠のあのへらっとした顔に1発ぶちこんでやりたい。 さて、行くか。 ユウ「悠は、慶さんとこですよね?」 アラシ「その通りだよ。」 キトラ「まぁ…なんていうか……」 トキ「程々に、ね。」 ………保証はしません。 でも慶さんと一緒かぁ……。 さて、どうシバくか…。 ユウ「准さん、充さん、賢君、藍、ありがとうございました。」 アラシ「おう。気を付けてな。」 ユウ「はい♪」 クラウチングの体勢をする。 3 2 1 GO!!! 足に力を入れ、スタートした瞬間、嵐山隊の皆さんが随分と後ろに見えた。 待ってろ悠!! アラシ「相っ変わらず規格外だな。」 トキ「時速60㎞。普通の人体は耐えられませんね。」 サトリ「俺もできたらなぁ……。」 キトラ「多分、というか絶対無理ですね。」 アヤツジ「ふふふ…。」 ↑嵐山隊の会話。
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