紅き二人の

2/4
前へ
/192ページ
次へ
ナギサ「起立、礼。」 「「「おはようございまーす。」」」 コロ「はい、おはようございます。今日も元気でよろしい。」 教室の中で沢山声が聞こえる。 その沢山の中にある懐かしい紅い彼の声。 少し声変わりしたかな。 僕、風守恍はジャッポーネの防衛省に呼ばれ、イタリアから久し振りに帰国しました。 あぁ、もちろん殺し屋ですよ? コロ「それでは転校生を紹介します。イタリアからだそうですよ?ヌルッフフフフ…」 カラスマ「ちゃんとやれ。…風守、入ってきてくれ。」 はーい。 ふふふ…カル、驚くかなー♪ ガラッ カルマ「っ!!ほのっ!?」 ホノカ「Ciao♪カル、久し振り。」 案の定カルは立ち上がり、駆け寄ってきた。 瞬間クラスがざわつく。 知り合い!?とか彼女!?とか。 コロ「おやカルマ君、お知り合いですか?…もしや…ヌフフ…」 カルマ「………」 うわー下世話な顔。 まぁ、僕とカルは昔の約束もあるはあるけど… カルマ「…ほの、害虫避けしていいよね。」 ホノカ「害虫?いいケド…」 なんか前ボスにもそんなこと言われたような? お前は可愛いんだから、害虫避けしなきゃ、だからな? とか言って皆の前で額にキスされたっけ。 そのあと皆から殴られてたケド。 カルマ「アリガト。じゃ…」 ギュッ Chu ホノカ「………へ?」 「「「はぁぁぁぁぁぁあ!?」」」 腰にまわされた手、 額の柔らかい、カルの唇、 先生や皆の、驚愕の顔、 ………おっと? ホノカ「えと、えとえと、カ…カル!?」 カルマ「…よし、……皆、この風守恍は俺の許嫁だから♪手ぇ出したら…ね?」ニッコリ 「「「えぇぇぇぇぇ!?」」」 いや、えぇぇ!? 許嫁って、まぁ、そんな感じではあるけど!! でもさぁ!? カルマ「と、いうわけだから殺せんせー。」 コロ「は、はい?」 カルマ「下手にほのに手ぇ出さないでね?」 出したら本気で殺るから♪ と満面の笑みでナイフをちらつかせるカル。 ………物騒な。 まぁ、僕が言えたことじゃないかwww
/192ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8人が本棚に入れています
本棚に追加